「小学生指導がTopチームの指導の土台になる」
とドイツのチームに合流し、言われたことです。
この考えは自分の活動において
意識的に取り組んでいることの1つです。
ドイツやヨーロッパでは
シーズンオフの6月〜8月に選手やスタッフが
下部組織向けの講習会を開くことがあります。
具体的には
デンマークのミケルハンセン
スペインのバルガスなどです。
自身の指導する時も
出張指導や開催している運動教室で
小学生年代の指導機会は増やしています。
小学生年代の指導によって得られる指導能力
下記のように教えてもらいました。
・スポーツ/運動を楽しませる指導能力
・小学生でもわかるように伝える指導能力
・playする頭を使うように促す指導能力
1.スポーツ/運動を楽しませる指導能力
「競技力が向上するためには
選手が自発的に取り組む必要がある」
これが所属チームの考え方でした。
「ハンドボールが楽しい」環境を
指導者が促すことによって
選手が自発的に取り組む環境を作る
一つの要因になっていました。
2.小学生でもわかるように伝える指導能力
指導者にとっての当たり前が
選手にとっての当たり前ではないという
感覚の違いが指導現場ではよく起こります。
ハンドボールで使うスキルや能力を
小学生でもわかるように噛説明することで
小学生以上の指導でも応用することができます。
3.playする頭を使うように促す指導能力
「子供たちに教えるべきことは
勝つための方法ではない
正しくプレーする方法を教えること」
これも所属チームの考え方でした。
プレーや試合の
結果ではなく過程を重視した上で
必要最低限の答えで導くことが大事になります。
これらの3つの
選手/運動を楽しむ人のとしての土台に、
U14以降で教えるスキル/戦術が加わり
広く、深いハンドの競技力となります。
その大きな土台がある中で
競争で選ばれた選手がプロになります。
なぜ実業団コーチが小学生指導が必要なのか?
一貫指導の一番上にいるからこそ
下部組織の指導内容を理解した上で
TOPチームの指導にあたるべきだと
教えてもらいました。
Topチームだからこそ
プロの内容をすれば良いのでは?
と思う方も多いかと思います。
自分自身も最初はそう思っていました。
小学生指導ができないいけない理由は…
一貫指導で育成していたとしても
全てを網羅して、指導しているチームはなく
指導内容が地域やチームによって変わります。
選手の状況に応じて
下部組織の内容もTRする必要があるため
TOPチームの指導者は全てのカテゴリーの
指導ができるようにならなければなりません。
それは小学生年代の指導も含まれています。
日本の現状は、育成年代で一貫指導はなく
実業団の選手でも育成指導が必要な選手は
ほとんどを占めると考えています。
特にGKの場合
一貫指導どころかGK指導が
受けられていない場合が多いため
U14の内容から指導することがあります。
アランマーレのGKでも
自分が加入した2022-23シーズンは
U14の内容から指導を開始しました。
年齢やカテゴリーのとらわれない
全てのカテゴリーの指導能力が
実業団指導者には必要だと考えています。
自分は下部組織の指導が好きです。
実業団に所属しているからこそ
今後は下記リンクのような
指導講習会もしたいです。
一貫指導を学びたいが学べる場所や資料がない
この悩みは
自分が大学3年生の時に
プロのGKコーチを目指す上で
悩んでいたことの一つです。
現在の資料を調べても
一貫指導について書かれている
文章は多くありません。
自分は一貫指導ができる
GKコーチ、GKを指導できる人材が
増えて欲しいと思っています。
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