結論から言います。
上が止めれない理由の多くは
身長、筋力に合っていない止め方を
しているからです。
今回の記事では下記の内容を話します。
1.小さいGKは上角に向かって跳ばない理由
2.ドイツで教えていた上角の止め方について
この止め方をすれば162cm以上のGKは
上角が届かないということは理論上ありえない。
と自分は思っています。
選手として止め方を知りたい人や
指導者として仕組みを学びたい人などに
読んでいただきたいと思います。
それでは行きましょう!
小さいGKは上角に向かって跳ばない理由
上角が止めれない原因は
冒頭でも述べたように
身長、筋力に合っていない止め方
をしているからからです。
簡単に言えば
学生GKや身長の低いGKは
上角に向かって止めようとしてます。
上角を止めようとした時に
上角に向かって跳んでいませんか?
185cmの身長に、プロレベルの筋力があれば
上角に向かって跳ぶことで
止めることはできます。
ドイツで所属していたチームでは
身長が低く、筋力がまだ足りない下部組織には
「上角に向かって跳ぶな」という
指導をしていました。
小さいGKが上に向かって
跳ぶことをおすすめしない理由を伝えます。
1.「跳ぶ方向」の調整が難しい
185cmと170cmのGKが上角に向かって跳ぼうとしたときに
下記の図のような方向になります
185cmは「横」[ほんの少し上]に移動すれば
上角には1歩で到達します。
170cmは「斜め」に移動する必要があります。
斜めに移動する
方向が変わるとこのようになります。
方向が10度ずれただけでも
小さいGKは角が届きにくくなります。
方向の調節がTRとして必要になります。
2.タイミングの調整が難しい
横から止め方を見るとこのようになります。
良いタイミングで跳ぶ場合と
悪いタイミングで跳ぶ場合に分けて
見ていきます。
早すぎた場合
最高到達点から落ちたタイミングで
シュートが通過するため
シュートを止めることが難しくなります。
遅すぎた場合
シュート通過した後に最高到達点に到着するため
シュートを止めることが難しくなります。
早すぎても、遅すぎても失点確率が高まるため
タイミングを合わせるTRが必要になります。
3.筋力不足
学生の中でも高校1年生以下は
しょうがないと言える内容です。
プロの選手と学生の選手では
基礎筋力量が違います。
同じような止め方しても「蹴る力」が変わるため
プロで届くものが、
学生では届かないことがよくあります。
このことによって小さいGKにとって
「上角に向かって跳ぶ」止め方することは
方向とタイミング調整が必要になり
さらに
筋力を上げることも必要になります。
どれか一つでもミスした場合
失点のリスクが増えてしまいます。
だから、自分のドイツのチームでは
下部組織に所属している
小さいGKやU17のGKに
「上角に向かって跳ばない」指導をしてました。
アランマーレで実践した上角の止め方について
自分のチームの下部組織が教えていた
上角の止め方はこちらになります。
動画はアランマーレで実践してます。
これが跳ばないという
上を止める一つの方法です。
アランマーレでは、上記の止め方に加えて
横川さんのTRによって基礎筋力量を上げました。
GKにおいてフィジカルは身長と同じく
最も重要な要素の一つと言って良いです。
結論
180cm以下の学生選手が
190cm以上のプロ選手の止め方をすると
方向とタイミング調整が必要になり
さらに
筋力を上げることも必要になります。
どれか一つでもミスした場合
失点のリスクが増えてしまいます。
だから、自分のドイツのチームでは
下部組織に所属している
小さいGKやU17のGKに
「上角に向かって跳ばない」指導をしてました。
小さいGK向けの止め方を解説します!
162cm以上のロングシュートの止め方について
理論やTRの内容などを説明する
オンラインセミナーが1/25開催します!
この記事でも載せた止め方を習得するために
アランマーレが3ヶ月間でしたことを紹介します。
上角が止めれなくて困っている
身長が小さい止め方を知りたい
そう悩む指導者や選手に向けて話します。
日本では跳べ!と教えるところ
全く違う視点からアプローチします。
162cm以上のGKが
上が届かないというのは
理論上ありえません。
上角も届くようなGKになりましょう!
育成できる指導者を目指しましょう!
詳しくはこちらの投稿を見てください。
申し込み方法は
1.公式LINEの追加
2.申し込みボタンから申し込みをする
公式LINEはこちらから