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指導者向け:ピボットセーブの効果的な指導方法について

ピボットの役割とは?

ピボットというポジションが生まれた経緯

ハンドボールは元々、
サッカーコートで11人のプレーヤーが
参加するゲームとして始まりました。

1936年のベルリンオリンピックをきっかけに、
室内で7人がプレーするスポーツへと変化し
これがきっかけでピボットが生まれました。

11人のハンドボールの動画

ピボットの役割とは

攻撃の中心点として機能し、センターとともに
重要なポジションとされています。

  • 守備陣を引きつける
    ピボットがDFの注意を集めることで、
    チームメイトが活躍できるスペースを
    作り出します。
  • 密集地帯でのプレー
    ピボットは相手の守備が固まっている中で
    プレーし、そこで体を強く使い分けて
    スペースを確保します。
  • 多角的な攻撃の展開
    チームは様々な方向から
    攻撃を仕掛けることができ、
    相手の守備を崩しやすくなります。

EURO2024で優勝したフランス代表は
ピボットが中心に攻めるお手本と言えるので
ぜひ見てください!

バックプレイヤーのシュートも重要ですが、
ピボットの細かい動きにも注目してください!

DFを主軸に置くスウェーデンを
打開するフランスの攻撃

そして、個人的に特に推薦するピボットは
マグデブルグのMAGNUS SAUGSTRUPです!

海外のピボットのフィジカルと
場面に応じて「気が利く」良さがあります!

MAGNUS SAUGSTRUPの動画です

ピボットシュートが打たれる時の守備の崩れ方

ピボットがシュートをするためには、
相手の守備が何らかの理由で
崩れている/崩す必要があります。

守備が崩れる理由は以下の通りです。

  • 守備ラインの不均衡
    一部の守備プレーヤーが前に出過ぎてしまい、後方にスペースができ、
    ピボットがその隙をつきます。
  • コミュニケーション不足
    攻撃側の連携プレーに対応できず、
    誰がマークするかの混乱が生じます。
  • フィジカルの差
    身長や体重差、ポジショニングを使い
    DFよりも常に優位の位置を取り続けることで
    シュートチャンスを確保します

試合で勝つためのセーブ率

ピボットからのシュートは成功率が高いです。
したがって、GKのセーブ率は低くなります。

試合に勝つためには、
ピボットのシュートに対して25%以上の
セーブ率が望ましいです。

たとえば、
ピボットからのシュートが全体の10%を占め、
試合全体で50回のシュートがある場合。

5回がピボットからです。
このうち2回以上を止めることが、
チームの勝利につながります。

ピボットからのシュートが全体の30%を占め、
試合全体で50回のシュートがある場合。

15回がピボットからです。
このうち4回以上を止めることが、
チームの勝利につながります。

しかし、ハンドボールは止めた数ではなく
失点数と得点数によって試合の勝敗を決めます。

失点数の観点から上記の内容を見ます。

[打たれるシュート割合が全体の10%]
2本セーブ/5本シュート 3失点
セーブ率40%

[打たれるシュート割合が全体の30%]
4本セーブ/15本シュート 11失点
セーブ率26% 

→[同じセーブ率の場合]
6本セーブ/15本シュート 9失点
セーブ率40% 

25%以上という数値を出せたとしても
打たれるシュートの割合によって
失点数に大きな影響が出ます。

GKが抑えたいポイントとしては

①GKのセーブ数が試合の勝敗を決めるのではなく
 失点/得点数で決まること

②ピボットにおいては止めることと同時に
 打たれるシュート割合をDFを使って
 コントロールすること

③仮に打たれたとしたら25%以上出せる
 スキルを再現性を持って使うこと

特に重要なのは①です。
GKの評価を行う際、
止めたシュートの数だけで判断されがちです。

これくらい止めました!
これくらいのセーブ率を出しました!など

大事なのは
「GKの結果」以上に「チームの結果」です。

GKのセーブによって
チームは勝てているのかどうかが
ハンドボールのGKの本質の一つだと思ってます。

ピボットシュートを止めるためのスキル

①GKのセーブ数が試合の勝敗を決めるのではなく
 失点/得点数で決まること

②ピボットにおいては止めることと同時に
 打たれるシュート割合をDFを使って
 コントロールすること

③仮に打たれたとしたら25%以上出せる
 スキルを再現性を持って使うこと

③について深掘りします。

自分の習ったドイツ地域の育成カテゴリー
ピボットのセーブ方法です。

ピボットシュートを止めるためには、
2つの大きく分けてスキルが必要です。

逆に言えばこの2つさえ合っていれば
他はなんでも良いです。

①リスクを背負う位置取り

  • 前方向への5つの方法移動
    ゴールキーパーはピボットの位置と
    シュートの可能性を把握し、
    常に最適な前の位置に移動します。

動画は前に出る例の一つです

②セービングの3種類について

  • セービング
    ゴールキーパーはシュートの種類に応じて、
    3つのセービングを使い分けます。

動画はセービングの例です

ポジショニングの再調整入らないのか?

  • ポジショニングの再調整とは
    ピボットプレーヤーの動きに応じて、
    前の位置取り後に
    GKは再度、最適なポジションを取ります。

例えばこんな感じです
最後の横の位置取りです

GKが行う過程は「選手の個性」です。
プレーの過程を限定させるということは
個性を潰すことになります。

しかし、日本の指導者で多いのは
過程を限定させる指導が多いです。

GKのピボットセーブについて指導で多いのは
 →前に出てから最適な位置で止まりましょう
 →前に出た後に横の位置を合わせましょう
 →止める瞬間に前にでしょう などなど

ここは自由です。
選手によって変わるところです。

ポストは1試合通して
戦略を組むことが大事です

もちろん過程を限定することが
必要な指導場面もあります。

しかし、自分は日本のGKに対して思うことが
海外に比べて「個性」が見えない。

特に全国トップレベルの強豪校であればあるほど
毎年似たような止め方しかしないGKが多いです。

個人的な感想ですが
世界にも通用しない
見ていても面白くないです!

その理由は確証ではありませんが
日本の指導者は
指導者が「教える」ことの方が多いです。

【前に出てから最適な位置で止まりましょう】
この止め方が良い止め方だとします。

この止め方だけを1試合通してやり続けたとします
セーブ率は確実に安定しません。

例えばの話ですが10回勝負ジャンケンで
🟥✋  の1種類しか選択肢がある人
🟦✋👊✌️の3種類の選択肢がある人

どちらが勝率が高いと思いますか?

最初4回くらいまでは
🟥の人が勝つこともあるでしょう。
仮に勝率50%だとします。2回勝ち/4回 

5回目以降から選択肢がばれませんか?
ばれた瞬間に🟦が✌️しか出さなくなり
勝率は0に近づきます。
勝率0% 0回勝ち/6回

全体で言うと
2回勝ち/10回 20%の勝率です。

今ジャンケンを例に出しましたが
日本のGKはこれを試合でやっています。

1試合の後半にセーブ率が下がる
または、安定しないGKです。

大事になるのは
選択肢を持ち、局面に合わせた最適な選択を
1試合通してし続けることです。

日本は指導者によって
選択肢を持つことができなくなっているのが
現状です。

今回のセミナーについて

今回のオンラインセミナーは
自分の指導を地域でピボットの指導方法です。

セミナーの内容はこのような形です。

【1ピボットとはどのようなポジションなのか?】
①ポストというポジションが生まれた理由
②ポストが打たれる前は“DF”を見るべき
③試合に勝つために止めるべき本数

【2ピボットを止めるためのスキルの使い方】
①基本の形は「最初」と「最後」を理解する
②前に出るタイミングは“シュートを分解する”
③止め方は大きく分けて3種類を理解する

【3試合でスキルの使うためのTRについて】
①TRに反映させる上でのNG行為
②PVが打たれる場面を想定 のTR
③レベル別シュートの止め方のTR

前回150名の「満枠」となりましたが
今回は限定100名とさせていただきます。
→対応が大変のため理解いただけると幸いです

【視聴までの流れ】

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④4月3日Liveまたはアーカイブにて視聴

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セミナーの日程はいつですか?

4月3日の21:00から行います!

Liveとアーカイブの違いはありますか?

見れる内容については変わりません。
Liveの方は、セミナー視聴後に質疑応答の時間があります。

セミナー内容はもちろん、セミナー以外の指導などについての質問も可能です。

Liveの方は一度しか見れませんか?

Liveの方も、アーカイブの方も動画を送付します。
その動画は何度も見ることができます!

複数人で見ることは可能でしょうか?

複数人で見るのはやめていただきたいです。

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