プロ選手とはなにか
スポーツをすること自体を職業として、収入を得ているのがプロスポーツ選手。
https://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/job/list/222/content/index.html#:~:text=職業としてスポーツを行う,を楽しませている%E3%80%82
マナビジョン プロスポーツ選手の仕事の内容
日本では
相撲、野球、ゴルフなどのスポーツで
プロ選手がいます。
プロに位置つけされる
スポーツの種類も国によって変わります。
ドイツであれば、アイスホッケーやハンドボール
イタリアであればサッカーやバレーボール
インドであれば、カバディーなど
国の歴史、文化、国民性によって
プロに位置つけされるスポーツは
変わるのではないかと考えてます。
プロを作り出すのは何か
自分の考えを書きます。
プロを作り出すのは 『お金』だと考えてます。
・選手、コーチ、審判等の給料
・試合などを運営するのに必要な経費
様々なところで『お金』が必要なのが
プロスポーツだと考えてます。
そして、お金を生み出すのは『数』です。
スポンサーの数や観客動員数など
ハンドボールに関わる
人や企業の数だと考えてます。
ハンドボールの世界最高峰のプロリーグ ブンデスリーガを見て
2021-22シーズンGKコーチとして
ドイツのRegionalliga-Nordrhein[リーグ]に
所属していました。
(ブンデスリーガ4部の位置付け)
1年間で自チームを始め
・ブンデスリーガ1〜5部
・U15~U19のカテゴリー
などの試合や練習を見ました。
実際に見て感じた
お金が生まれるシステム作りを紹介します。
どんな試合でも観戦料金が発生する
ハンドの試合を見るのには
お金が必要になります。
日本でも
これは実業団の試合を会場で見たりする際に
入り口でチケットを買うかと思います。
また、ネット上で見る時にも
Handball+Netで月額または年間で
お金が必要になります。
プロ/実業団の試合を見るのに
「お金」が必要になります。
日本とドイツの違いは
Uカテゴリーの試合にあります。
インターハイの試合で
お金が必要になりますか?
例えばインハイが開催されます。
観客、保護者、チーム関係者で
多くの「数」の人がハンドを見ます。
これらのU22(大学生以下)の試合で
お金を取り試合を
自分は見たことがありません。
ドイツの自分の地域では(自分が見てきた中で)
どんなカテゴリーであろうが
どんなレベルであろうが
アマチュアであろうが試合を見るのに
「お金」がかかります。
観戦料としては[150円/1ユーロ]
U15の試合→3ユーロ〜10ユーロ
U17の試合→8ユーロ〜12ユーロ
U19の試合→10ユーロ〜15ユーロ
比較として3試合
ブンデスリーガ1部
THW Kiel vs Rhein Necker 40ユーロ
ブンデスリーガ2部
TV Hüttenberg vs VfL Lübeck 25ユーロ
フランス スターリーグ
PSG vs Montpellier 20ユーロ
アマチュアの時代から「プロ」の自覚を生む
15歳の段階で
「お金」を払っている観客の前で
プロと似たような仕組みの中で
試合をします。
というのが仕組みの中で
自然と芽生える仕組みだと感じました。
もちろん、レベルやカテゴリーが上がれば
よりプロに近い会場の雰囲気で
試合をすることになります。
試合を見るのにお金が必要ということを
小さい頃から理解する
選手としてお金を生み出す感覚と同時に
観客としてハンドに関わる際に
お金を支払います。
ハンドを見る=お金が必要という
当たり前の感覚が
小さい頃からあるように感じました。
小さい頃から「お金」に対する感覚があるため
大人になって「お金」を支払うことが
当たり前になります。
結論:プロの生み出すためのお金の感覚を小さい頃から身につけている
『お金』が必要なのが プロスポーツで
お金を生み出すのは『数』です。
ブンデスリーガの凄さは
ハンドに関わる全ての動作に
「お金」が必要という当たり前の感覚が
仕組みによって構築されている。
ハンドボールを
プレーすると→お金が発生する
指導すると→お金が発生する
観戦すると→お金を支払う
グッズ購入すると→お金を支払う
指導を受けると→お金を支払う
ハンドに、スポーツに関わることに
「お金」が必要という価値観を持っている
「人数」が圧倒的に多いと感じました。
日本が抱える「無料」という課題
Uカテゴリーの大会を「無料」で観戦できる
一例に挙げました。
他にもたくさんあると考えてます。
・学校教員の部活動の指導、帯同
・外部指導員の指導、帯同
・運営などに関わること
・審判をしてくださること
「無料」「ボランティア」の時もあれば
「少ない報酬」の時もあります。
自身も大学の時の外部指導は
3時間で1000円でした。
時給333円です。
ボランティアで携わっている方が悪い
なんて言いません!
むしろ、ハンドボールの活動を
支えてくださってありがとうございます。
という気持ちでいっぱいです。
しかし、日本のハンドに取り巻く
「無料」「ボランティア」「低賃金」は
今すぐにでも解決すべき問題です。
例えば「ハンドを観戦する」とします。
中学、高校、大学と「無料」で
ハンドの試合を見れていた人は
ハンドの試合を見る=無料という意識が
自然と身についていると思います。
学生時代に無料だった試合に
実業団の試合ではあるが
同じハンドの試合に1,500円を支払うのは
難しいのではないかと考えてます。
自分は中学、高校、大学、実業団、プロ
全ての試合を見てます。
それぞれの試合に面白さがあり
お金が生まれる価値があると考えています。
同じ価値のある試合でも見る「人数」が
大きく変わるかと思います。
日本がプロに向かっていく中で
「お金」と「関わる人の数」は
避けられないことだと考えてます。
双方に関係する
「お金」が必要という価値観を持っている
「人の数」を増やす。
下部組織の指導者、審判、運営の方々の
待遇は考えないといけない
大きな課題だと確信してます。