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【ハンドボール出張指導】2つのチームを同時に指導する時に意識したこと

目次

指導の基本情報

 指導チーム:奈良大附属高校、郡山高校

 日時:9/10 日 9:30〜12:30
 人数:計30人 CP25名 GK5名
 コート:1コート 約36m
 カテゴリー:高校生 

2チーム同時に指導するときに意識したこと

2チームの同時指導で意識したことを
紹介します。

①シュートTRを2つ同時に行う

コートと人数を半面に分けて
それぞれ別のシュートTRを行いました。

選手は1つのシュートTRだけを
プレーしてます。

1.判断要素をDF状況にしたシュートTR

GKがシューター状況
DF状況[枝]を見れるようにするシュートTRです。

2.流れが決まっているシュートTR

シューターの打つ流れが決まっているため
GKがシュートを止めた後に頭を切り替えて
先手を取れるかどうかが試される
シュートTRです。

違うTRを同時に2つ行う理由

”選手にシュートTRの
選択肢を与えるため”です。

双方の学校にはハンドボールの指導者がいますが
学校の業務と兼任になると
毎練習必ずいるわけではないのが部活動です。

選手がTRを考える時の一つの参考になるために
応用が効く、場面がはっきり分けれている
鍛える能力がわかりやすいTRを提示しました。

”濃い”コミュニケーションを行う

2つのシュートTRを取り入れた理由は
もう1つあります。

全く同じメンバーで
TRだけを入れ替えました。

1回目のシュート練習が終わり、
2回目のシュート練習まで10分間あけました。

・TRの意図は何か?
・TRで何をしないといけないのか?
・どのような流れなのか?

指導者は10分間1回も指示を出さずに
選手同士で互いのTRを伝えるように促しました。

10分間は高校生の試合の
ハーフタイムと同じ時間です。

TRだけ入れ替えで何を促すのか?

選手の「TR理解」と
「濃いコミュニケーション」を促す。

このTRの意図を選手に伝えたとしても
選手が理解していなければ
練習の質は大きく変わりません。

選手がTRを理解することで
質は一変すると考えており
TRを理解できている人数が多ければ
チーム全体の練習の質が変わります。

TRの理解ができていなければ
人に伝えることはできません。

選手のTR理解を促すために
TRを入れ替えるという環境を作りました。

そのためにコミュニケーションという
手段を使いました。

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